花火4発!トドメは新井の鯉200号

 「広島7-2DeNA」(16日、マツダ)

 打った瞬間、到達地点を確信した。バットを高く放り投げて、ゆっくりとベースを一周。6連戦最終日。満員に埋まったスタンドに、今季初の1試合4本塁打で応えた。大勝に花を添えたのは、鯉の主砲。広島・新井のダメ押し6号特大弾で、勝利を締めくくった。

 4点リードの八回。先頭で打席に立った。マウンドには代わったばかりの高橋。初球を狙った。外寄り141キロ直球は左翼上段へ一直線。推定120メートルの特大弾は3試合ぶりの6号ソロ。新井が一発を打てば、1分けを含む負けなし5連勝だ。

 三回に菊池、松山が一発。六回も田中が続いており、この試合チーム4本目の本塁打。1試合4発は今季初めてで、昨年7月22日・ヤクルト戦(神宮=5本塁打)以来。緒方監督は「きょうは打線が先制して、本塁打、本塁打で福井に勇気を与えてくれた。こちらのペースで戦えた」と賛辞を送った。

 通算286本目の本塁打は、広島で200本目の本塁打。球団史上8人目の記念すべき節目の一発となった。1999年6月6日の中日戦で、野口からプロ初本塁打を記録。プロ17年目の今季も、勝負どころでベテランの存在が光る。「まだまだたくさん打って、喜んでもらえるように頑張りたいね」。残り39試合。チームの勝利、そして優勝へ。新井は価値あるアーチを架けていく。

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