広島ジョンソンがリーグトップタイ9勝

 「広島9-1ヤクルト」(13日、マツダ)

 完封を捨て、チームの浮上を選択した。広島・ジョンソンが、強力ヤクルト打線を8回2安打無失点に封じ、リーグトップに並ぶ9勝目を挙げた。

 八回、105球を投げ終えて畝投手コーチに降板を直訴した。「完封のチャンスはあまりないし、球数的にもいけた。ただ、シーズンも終盤に来ている。大量点があったので降板がスマート。1、2点差だったらいっていた」。チームでただ一人、中5日で先発する左腕は、次戦の登板に備えマウンドを降りた。

 初回に遊撃・田中の失策で1死二塁。ここで2試合連続本塁打を放っている山田を迎えた。「一塁が空いていたし、危険なバッターだったんで慎重になった」と歩かせて、畠山、雄平との勝負を選択。ピンチを乗り切ると、五回2死まで無安打投球を披露した。

 投打がかみ合っての連敗ストップ。緒方監督は「ジョンソンが相手打線をゼロに抑えてくれた。初回をきっちり抑えてくれ、そういう流れがあった」と、攻撃陣に流れを呼び込む投球に感謝した。

 結局、八回まで三塁を踏ますこともなかった。1日・DeNA戦(横浜)の1イニングと、7日・巨人戦(東京ドーム)の7イニングを合わせて16イニング連続無失点。防御率も1・96と1点台に戻した。「自分の野球人生の中でこれだけの防御率はないが、数字より上の目標がある」。左腕は優勝を目指し、腕を振り続ける。

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