九里救世主になる!12日今季初先発

 広島の九里亜蓮投手(23)が10日、マツダスタジアムで行われた投手指名練習に参加した。12日のヤクルト戦(マツダ)で今季初先発する予定。固めきれない先発5、6番手の椅子をつかむべく、2年目右腕が満を持してツバメ斬りに挑む。

 「ずっと由宇(2軍本拠地)で投げてきたので、どんな景色か見ておきたかった」

 ブルペンでの投球後、九里は本拠地のマウンドに立ち、ホームベースへ視線を向けた。中継ぎで開幕を迎えたが、6月24日に出場選手登録を抹消されて以降は、2軍で先発調整を続けた。1日のウエスタン・阪神戦では6回2失点。結果を残して昇格を決めた。

 2軍では体が開く悪癖を解消するために、体を縦回転で使う練習を繰り返した。動画サイトで広島・黒田、前田や、米大リーグ・レンジャーズのダルビッシュ、中日・吉見、ソフトバンク・摂津ら好投手の投球を研究。「今までフォームの比較は入念にやってこなかったが、いい投手と自分との投げ方の違いを探した」と、細部にまでこだわって修正した。

 開幕から黒田、前田、ジョンソン、福井の安定感が光る。一方で5、6番手を固定でない状況が続く。「相手の投手より先に点を与えないように。チームの勝ちにしっかり貢献できればいいですね」と九里。チームの救世主となるべく、2年目右腕が成長の跡をマウンドで示す。

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