ジョンソン粘投も…鯉24度目1点差負け
「DeNA2-1広島」(1日、横浜)
劣勢、重苦しい展開でも、勝利を信じて腕を振った。広島・ジョンソンは6回を投げて7安打2失点。先発投手として及第点の働きに、緒方監督も「なんとか最少失点で抑えようと投げてくれた」とねぎらった。だが、今季24度目の1点差負け。必死の粘投も勝利が遠かった。
最高気温35度。うだるような酷暑の中、立ち上がりを狙われた。2死から梶谷に、右中間フェンス直撃の二塁打を許すと、筒香の四球を挟んで一、二塁。ここでロペスに対して2球目、内を狙った144キロシュートを、中前にはじき返された。
さらに同点で迎えた五回1死二塁。梶谷に1ボールから投じたシュートが真ん中に甘く入った。中前に落ちる勝ち越し打を献上。前夜6失点した前田も、ファーストストライクを狙われた。畝投手コーチは「粘ってくれたんだけど、梶谷とロペスはもったいなかった」と指摘。打線の無援にも泣き、結果的にこの1球が勝敗を分けた。
攻撃との兼ね合いで、80球で交代した。畝コーチは「マエケンと(登板順が)くっついているわけだから」と説明。前夜の前田も52球で降板。状況次第では共に、次回は中5日で回る可能性がある。「投手が頑張っても打てない試合もある。切り替えてやっていく」とジョンソン。チームを勝利に導くために、助っ人左腕は必死に腕を振る。