1番・菊池ピタリ!7号ソロ&犠飛

 「ヤクルト4-5広島」(30日、神宮)

 高々と舞った白球が、左翼ポール右に消えた。劣勢の展開で、反撃の口火を切った7号ソロ。逆転勝利の中で、1番打者のバットが光った。本塁打を含む2打点の活躍。広島・菊池の積極打法がチームに勢いを、執念を呼んだ。

 「監督から『何も考えずに思い切っていけ』と言われていた。割り切っていけました」

 石川対策で緒方監督は打順を変更。4月7日の巨人戦(マツダ)以来、今季2度目の1番に座った。4点ビハインドで迎えた四回。先頭で打席に立つと初球、真ん中高め135キロカットボールを、迷わずフルスイングした。チーム初安打。1死からグスマンも続き、2点差に迫った。

 さらに2点を追う八回、無死二、三塁で打席が巡る。1ボールからの2球目、高めの直球を狙って右犠飛だ。「内野が下がっていたので、内野ゴロでも1点。気持ち的に楽に打席に入れた」。効果的に得点を奪って、グスマンの逆転2点二塁打につなげた。

 最終回。2死から三輪の不規則な打球を捕球し損ね、一塁悪送球の失策を犯した。名手は試合後も悔しがったが、チーム全員で勝ち越しを決めた。「これがカープの野球。一丸で戦えた。あしたからまた3つ、勝ちにいく」と菊池。まだ道半ば。勝利の余韻はそこそこに、若きリーダーは次戦へと気持ちを向けた。

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