広島・緒方監督、黒田の四球出塁を絶賛

 「ヤクルト2-11広島」(28日、神宮)

 広島が1日の巨人戦(東京D)以来、16試合ぶりの2桁得点で連勝。7連勝中で首位のヤクルトを止めた。投げては7月7日以来、21日ぶりのリーグ戦登板となった黒田博樹投手が、7回を投げて7安打1失点で7勝目。無四球の熱投で強力ツバメ打線を封じた。

 投打がかみ合っての連勝で、緒方孝市監督は「投げる方もそうだけど、なんと言ってもきょうは彼の四球」と、黒田の打撃を絶賛した。1点リードの六回、2死一、三塁から四球で出塁。粘って好機を広げると丸、菊池、シアーホルツの3連打で5点を奪った。

 勝利の分岐点となった打席に、指揮官は「投球以外でも、彼は9番目の打者という気で打席に立つ。ヒットを打とう、塁に出ようという気持ちを出してくれている。あの四球が、2アウトからのビッグイニングにつながっていった」と、大ベテランが見せた勝利への執念を絶賛していた。

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