マエケン 24年ぶりVへ勝ちマクる

 広島・前田健太投手(27)が19日、マツダスタジアムでの全体練習に参加し、20日から始まる後半戦の勝ち星量産を誓った。カープは5位ながら首位DeNAとは、わずか2ゲーム差。昨年は球宴以降、2勝5敗と勝ち星が伸びなかった悔しさを晴らすべく、エースが24年ぶりの優勝を導くマウンドに臨む。

 24年ぶりの優勝をかけた戦いが始まる。後半戦スタートを翌20日に控え、前田はキャッチボールやランニングなどで汗を流した。「先発にかかるものは大きい。投手が夏場を踏ん張れば、チームの順位も上がってくる」と表情を引き締めた。

 昨年は前半戦9勝4敗ながら、後半戦は2勝5敗にとどまった。チームは優勝を逃し、無念さが募った。「何とか勝てるように。勝つのが大事。勝てる投球をしていきたい」とキッパリ。白星にこだわる覚悟を抱いた。

 カープは現在5位だが、首位DeNAとは2ゲーム差。前田は22日・中日戦(マツダ)での先発が予想される。38球全て直球勝負を貫き、2回無失点だった18日のオールスターから中3日。「(球宴は)全力で投げたので疲労はあった」としながらも「投げる日が決まれば、その日にベストを尽くすだけ」と、意に介さなかった。

 前半戦最後の15日・阪神戦(甲子園)に中4日で先発するプランがあったが、後半戦を見据えて首脳陣が回避した。「十分休養はもらった。大丈夫。中4日でいっていたら、体の疲労が違っていたが」と万全を口にした。

 畝投手コーチは「最後に優勝するために、まだ(登板間隔を)詰めなくていい」と話す。当面は先発ローテを6人で担い、終盤戦に勝負をかける構えだ。前半戦に無理をさせなかった前田に対しては「彼はやってくれるでしょう。信頼している」と、期待を寄せた。

 18日に本拠地で行われた球宴では会沢がMVP、新井が敢闘賞、田中が「Be a driver」賞を獲得。黒田、前田で2回ずつ、4回無失点リレーを完成させた。緒方監督は「オールスターで勢いがついたと思うし、(後半戦で)いいスタートを切りたい」と誓った。

 球宴で全国に印象づけたカープの底力。この流れを、前田がさらに強く、大きくしていく。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス