ドラ2”藪田、1軍アピール成功

 広島のドラフト2位・薮田和樹投手(亜大)が17日、“第6の男”へのアピールに成功した。マツダスタジアムでの1軍練習に2軍から参加中の右腕が、緒方監督、畝投手コーチを前にブルペンで40球を投げた。全球種を試し「いつもと変わらない投球ができました。緊張感はありました」と振り返った。

 2軍では6試合登板で3勝1敗、防御率1・67。27回で33奪三振と好投を続けている。リーグ戦が再開する19日・DeNA戦(横浜)以降は前田、ジョンソン、福井、黒田、野村の順でローテを回す方針だが、30日からの6連戦で先発がもう1枚必要な状況だ。

 畝コーチは「薮田の可能性はある」と話した。亜大ではリーグ戦2試合登板にとどまった“未完の大器”の大舞台抜てきが、現実味を帯びてきた。右腕は18日から2軍に合流し、20日のウエスタン・阪神戦(鳴尾浜)に先発予定。ファームで好投を続け、吉報を待つつもりだ。

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