丸、不振脱出へ休日返上で打撃練習
広島・丸佳浩外野手(26)が8日、休日返上でマツダスタジアムを訪れ、緒方孝市監督(46)の指導を仰ぎながら打撃練習を行った。不振にあえぎ、7日・楽天戦(マツダ)では13年10月以来となるスタメン落ち。若きチームリーダーの復調が交流戦最終6連戦のカギとなるだけに、指揮官の指導も熱を帯びた。
曇天の空模様と対照的な熱気だった。顔に気迫がみなぎる。丸が約40分間、打撃投手の球を懸命に打ち返した。打撃ケージ裏の緒方監督からは、身ぶり手ぶりで指導を受けた。休日返上の特打。不振脱出への強い意欲と指揮官の期待が表れた。
丸はスローボールを逆方向にはじき返す場面が多かった。「監督と話をして、フォームどうこうよりも間が取れていない。その辺を意識した。今までのいいイメージと現状は違う。悪いイメージを払えるようにしたい」と狙いを説明した。
打率・227。不振に苦しみ、7日・楽天戦(マツダ)では13年10月3日・中日戦(マツダ)以来のスタメン落ち。「選手である以上、グラウンドで野球をするのが一番。あそこでしっかり野球をしたい」と誓った。
指揮官からは「間を取れれば大丈夫だ」と背中を押されたという。7日・楽天戦は、七回2死満塁で代打起用され凡退した。「ああいう場面で出させてもらったり、今日も休日なのに出ていただいた」と感謝を口にした。
指揮官の期待には、バットで応えるしかない。「なかなか難しいですけど、自分の結果とともに、チームも上昇させていきたい」と次戦を見据えた。





