緒方鯉12球団ワースト8度目完封負け

 「交流戦、広島0-5日本ハム」(3日、マツダ)

 スコアボードに、悔し過ぎる「0」が並んだ。本拠地の鯉党からは大きなため息。またも同じ光景が繰り返された。広島が両リーグワースト8度目の零封負け。打線は最後まで目覚めることがなかった。

 一、三、七回と得点圏に走者を進めたが、あと1本が出ない。

 深刻なのは丸だ。初回1死二塁、三回2死二塁から、いずれも空振り三振。今季得点圏に走者を置いた場面では56打数10安打、打率・179。3番打者の役割を果たせず、試合後は「普通にいこうと思いましたが…。頑張ります」と、言葉少なに引き揚げた。

 緒方監督は丸について「打席の中で(狙いを)絞り切れていない。相手もマークしてくるが、どっちつかずになっている」と指摘。リーグ最多の34四球を評価しつつも「得点圏打率が低いのは本人も分かっているだろう。それを打破する積極性、1球で仕留める姿勢を出さないと」と、奮起を促した。

 七回1死一、二塁からは松山、小窪の代打攻勢も不発に終わった。丸だけに責任があるわけではないが、菊池とともに指名した、若きチームリーダーの奮起なくして、今後の巻き返しはない。指揮官は「明日は明日。もう1回」と会見を締めくくり、懸命に前を向いた。

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