シアー4三振「球筋見えなかった」

 「巨人6-3広島」(21日、上毛敷島)

 広島新外国人のシアーホルツが大ブレーキになった。5打数無安打、4三振。主軸を担う左打者は「今日はあまり球筋が見えなかった」と視線を落とした。

 得点圏に走者を置いて3度、打席が巡った。初回1死二塁では杉内の外に大きく外れる変化球に空振り三振。三回1死二塁でもボール球の変化球にバットが空を切り、七回1死二塁は山口の内角球に空振り三振を喫した。

 8日に来日し、ウエスタン2試合の出場を経て、低調な打線のてこ入れとして19日・中日戦(マツダ)で緊急昇格した。デビュー戦は3打数1安打だったが、1軍で2戦目は左腕の杉内、山口に歯が立たず。残念ながら日本の野球、攻め方に、まだ対応できていない。

 杉内に対して、通算10打数6安打、3本塁打と相性がいい5番・ロサリオも、初回と三回の得点機に凡退した。4番・新井は2安打を放ったが、間を挟む外国人が機能せず、反撃は六回の3点だけに終わった。

 日本での実戦機会の少なさを問われたシアーホルツは「そのせいではない。チャンスで結果を出せなかったということだ」と、潔く敗戦の責任を背負った。周囲の期待は大きい。その誠実な姿勢が、次戦の糧になると信じたい。

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