グスマン鯉の4番弾!緒方監督が明言
「オープン戦、ソフトバンク8-3広島」(20日、ヤフオク)
ゆっくりとダイヤモンドを一周した。広島のヘスス・グスマン内野手(30)が左翼席に描いた美しいアーチ。開幕4番を射止める一撃だ。
「プランを持って打席に入って、それを実行できた。しっかりと打てたと思うよ」
0-2の二回無死。開幕投手の摂津を捉えた。カウント2-2から内角高めの直球を左翼席に放り込んだ。四回の第2打席では、外角のカーブに食らいつき中前打。持ち味のシュアな打撃で、梵の右中間適時二塁打を呼び込んだ。
緒方監督は「これまで、もう少しエンジンをかけてほしいと思っていたけどね。この打撃で開幕4番を任せようと思う」と、グスマンを開幕4番で起用することを、初めて明言した。
チームは長距離砲の離脱が相次いでいる。昨季本塁打王を獲得したエルドレッドは米国に一時帰国し、右膝内側半月板部分切除の手術を受けた。前半戦は復帰できない可能性もある。さらに新井も右肘関節炎を発症。開幕戦出場は不透明な状況に陥っている。
グスマンには、大きな期待がのしかかる。だが助っ人は「状態は日に日に良くなっている。あとオープン戦は2試合。開幕を見据えて打撃をしていきたい」と言い切った。重圧をはねのける準備はできつつある。
