新井感激打「本当にうれしかった」
「オープン戦、広島3-12ヤクルト」(7日、マツダ)
少しだけ感慨に浸った。8年ぶりの古巣復帰。ファンは温かかった。次々に「お帰り」の声が響く。試合前に行われた新入団選手紹介。名前を呼ばれた広島・新井は一塁ベンチ前から、全力ダッシュでマウンドまで駆けた。38歳の姿に球場が沸いた。
「本当にうれしかったです」。直後の試合では「4番・一塁」で先発出場。打席では8年前と同じ応援歌が流れた。七回には遊撃内野安打で出塁したが「いいところを見せたかった。ちょっと悔しいですね」と唇をかんだ。
8日のオープン戦には、黒田が先発する。「楽しみというか…毎日、特別な日が続きますね」。時を同じくしてチームを離れ、同時に戻ってきた2人が、再び同じグラウンドに立つ。「ファンの方にたくさん喜んでもらいたい」と、恩返しのプレーを約束した。


