誠也、休日返上でバント猛特訓
広島・鈴木誠也内野手(20)が3日、広島県廿日市市の大野練習場で、休日を返上しバント練習を行った。1日の練習試合・DeNA戦(宜野湾)でスリーバントを失敗。緒方監督を怒らせていた。
キャンプ最終日から一夜明け、1軍のチーム練習は休みだが、鈴木誠は「休む意味はない。時間が足りない」と、室内練習場に現れた。2軍練習に参加していたバントの得意な東出と赤松に教えを請い、マシンを相手にバント練習を繰り返した。
苦い記憶だ。1日のDeNA戦で2安打2打点2盗塁をマークも、最終回の打席で送りバントを失敗。緒方監督の怒りを買い、2日には直接「ああいうところで流れを崩してはいけない」と、ゲキを飛ばされた。
鈴木誠は東出、赤松に対し「心構え、手の使い方、足の使い方、全て教えてもらいました」と感謝。汚名返上の準備を整えた。
ドラフト1位・野間(中部学院大)と、外野の定位置争いを繰り広げている。今後は対外試合が続き、いよいよ勝負の時を迎える。「結果を出し続ける。キャンプから同じ。その気持ちは変わらない」。走攻守がそろったホープは、失敗を糧に成長を続ける。
