大瀬良新球に手応え!スプリットいける

 「広島春季キャンプ」(10日、日南)

 広島・大瀬良大地投手(23)が、2度目のフリー打撃に登板。新球・スプリットを初めて打者に投げ、習得に手応えをつかんだ。

 その軌道に大瀬良がうなずいた。石原らに32球を投げ、安打性の当たりを1本に抑えたマウンド。ワンバウンドになったが、スプリットは打者の手元で鋭く落ちた。

 「5、6球投げた。振りはしなかったけど、打者が反応してくれた。これが低めのストライクゾーンから落ちてくれれば、振ってくれると思う」

 習得へ向け、着実に階段を上がる。ブルペンで投球練習を重ねるごとに、直球と同じような腕の振りができるようになってきた。

 この日はワンバウンドになったが、気にするそぶりはない。「すっぽ抜けるよりもいい。微調整してストライクゾーンにもっていけばいい」と白い歯をこぼした。

 投球の幅を広げるために習得を目指す新球。150キロを超える剛球に加え、140キロ台のスプリットを手中にすれば、敵はいない。

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