エルド打点、本塁打、三振で“3冠王”

 「広島春季キャンプ」(3日、日南)

 広島のブラッド・エルドレッド内野手(34)が3日、目標の打点王、2年連続本塁打王の2冠王に向け、三振を恐れないスタイルを貫くことを誓った。2年連続のリーグ最多三振も辞さない。変則“3冠王”となり、他球団にとってさらなる脅威になってみせる。

 肩慣らしとは思えない打球だ。ランチ特打では、47スイングで柵越え10発。中堅左、左翼席に軽々と運び「体にハリが出てきたので、それをほぐすため美しいスイングを心掛けている。次クールからは自分のスイングができると思う」と、うなずいた。

 昨年は37本塁打でキングに輝き、104打点はリーグ2位。「最も勝利に貢献できるのは打点だと思う。昨年を超える数字を出したい」と、今季は2冠王を目標に掲げる。

 一方で、昨年喫した169三振は球団記録を塗り替えるリーグワーストだった。それでも「去年は本塁打でリーグ1位、打点が2位だった。三振が増えたとしても、自分の仕事はできる」とキッパリ。三振は気にしない。

 来日4年目。グスマンら新外国人選手には積極的に声を掛ける余裕もある。「自分への攻め方は分かる。相手が上手なのか、自分が我慢できるか。そういう勝負になる」。信念に揺るぎはない。己を信じてフルスイングを続けるだけだ。

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