新井1軍Cでスタート 後半沖縄Cは?

 阪神を退団し広島に復帰した新井貴浩内野手(37)が、春季キャンプを1軍からスタートすることが12日、分かった。緒方孝市監督(46)が明かした。若手と一緒に泥にまみれる覚悟を決めている新井だが、指揮官は守備と年間を通して活躍できる下半身づくりを優先しマイペース調整を容認する方針だ。

 24年ぶりの頂点へ新井は大きな戦力。だからこそ、性急に結果は求めない。緒方監督は「上でやらせようと思っている」と春季キャンプ1軍スタートを明言した上で「全メニューを、すべてやれというつもりはない」と、マイペース調整を容認した。

 昨年末、2人で食事をした。「入れ込み過ぎじゃないか。キャンプで終わってしまうと思うくらいだった」。三塁の定位置奪取を目指しての古巣復帰だけに、何よりオーバーペースによる故障が心配だ。

 昨季終盤の失速は、若いチームの経験のなさが原因だった。それだけに、新井にはシーズン終了まで状態を維持してもらいたい。「序盤は守備と下半身づくりを意識してくれれば。チャンスは十分に与える」とじっくり調整するよう助言した。

 同時に2月16日からの沖縄キャンプ帯同は「状態を見ながら」と確約しなかった。堂林、小窪、グスマンとの三塁の定位置争いは、従来通り特別扱いしない方針だ。

 新井は指揮官の親心に感謝しながらも、一切の妥協はしない構えだ。「じっくりというのもあるけどケガを恐れてはダメ。ケガの一歩手前くらいまで追い込んでいきたい」。若手と泥にまみれる不退転の決意で、日南のグラウンドに立つ。

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