田中 頭に打球で14針…新人王候補が抹消
2014年9月20日
広島の田中広輔内野手(25)が19日、DeNA戦(マツダ)の試合前練習でノックを受けていた際、打球が頭部に直撃し、広島市内の病院に搬送された。「前頭部挫創」で全治1週間と診断され、裂傷と出血が見られたため14針を縫った。検査で脳、骨に異常はなかったが、大事を取って入院。今季初の出場選手登録抹消となり、上本崇司内野手(24)が1軍に昇格した。
二塁付近でノックの打球を処理していた際に、フリー打撃から放たれた別のライナーが直撃。倒れた田中は頭部から出血して動けず、ストレッチャーで医務室から、救急車に運ばれた。
病院に付き添った野口チーフトレーナーは、「意識はしっかりしている。動いても問題ないという診断だったが、場所が場所なので慎重にやっていきたい。傷は額の中央に8センチくらいだった」と説明した。最短ならシーズン残り4試合で迎える29日・ヤクルト戦(マツダ)から再登録が可能になるが、野村監督も「場所が場所だから。14針でしょ」と慎重な姿勢だ。
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