“ウェルキャム”ミコ!守護神復帰

 広島のキャム・ミコライオ投手(30)が2日、広島から空路で札幌に到着し、1軍に合流した。5月10日に左足内転筋痛で離脱後、第2子誕生のため一時帰国していたが、2軍で2試合に登板し、準備は万全。ミコライオ不在の救援陣はフル回転で疲労がたまり、失点が目立っていた。守護神の復帰は投手陣再建の鍵となる。

 北の大地に降り立った守護神は、やる気に満ちていた。「左足は全く問題ない。2週間も(休む時間が)あったし、問題ないよ。早くチームの勝利に貢献したい」。ミコライオは穏やかな表情で、意気込みを語った。

 5月9日の中日戦(マツダ)での登板時に左足内転筋を痛め離脱。さらに第2子の誕生で同22日に一時帰国した。守護神不在となった救援陣は一岡が抑えを代役し、永川勝と中田がフル回転。疲労が徐々に蓄積していた。

 交流戦でチームが苦戦を強いられていたことは知っていた。「米国でもチームの状況が気になっていたよ」。自分が戻るまで耐えてくれと願っていた。

 同27日に再来日を果たすと、ウエスタン・リーグ2試合に登板した。同30日のオリックス戦は1回2安打1失点、1日のオリックス戦は1回5安打4失点。「結果は悪かった」と振り返りながらも、「自分の特徴でもあるゴロを打たせる投球はできた」と悲観していない。

 生まれたばかりの長女・アブリエラちゃんと対面し、「最高の一言」と頬を緩めたミコライオ。野村監督は「抑えを任せるかは分からない」と状態を確認し、起用法を考える方針を明かした。ただ守護神の能力は誰もが理解しているところ。再び勝利に導く快投を見たい。

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