エルド音なし…交流戦やっぱり鬼門!?

 「交流戦、ソフトバンク2‐1広島」(21日、ヤフオク)

 やはり交流戦は鬼門なのか。リーグ戦までの勢いはパタリと止まった鯉打線。得点は八回の犠飛による1点だけ。交流戦開幕からの2戦連敗は4年ぶりで、ヤフオクドームでは2010年以来、1分けを挟んで8連敗となった。

 主導権をつかむチャンスはあった。0‐0の六回、先頭の木村が中前打で出塁したのをきっかけに、1死一、三塁。ここで4番のエルドレッドに打席が回ったが、最悪の遊ゴロ併殺。野村監督は「走者を置いての併殺がね。一番期待していたところだから」と嘆いた。

 交流戦に入り、エルドレッドは別人になってしまった。交流戦前の巨人との3連戦では13打数6安打8打点3本塁打と爆発したが、ソフトバンクとの2連戦では7打数無安打。指揮官は「打席の中で波が激しすぎる」と話し、新井打撃コーチも「彼は毎日分からない」と首をかしげた。

 4年連続で負け越し中の交流戦。まだ始まったばかりだが、連敗スタートはチームに重い空気を漂わせる。しかも次カードは23日からパ・リーグ首位のオリックス戦。「連敗した中で、いかに結果を出すことができるか。元気を出してやってほしいし、あさっては楽しみにしている」。打線が野村監督の期待に応えるのを祈るしかない。

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