バリ3連勝!GW9連戦へ中5日を優先
「ヤクルト3‐6広島」(23日、神宮)
いい面も悪い面も出たが、先発としての役割は果たした。6回を3失点に抑えたバリントン。これで開幕から2連敗後に3連勝をマークし、「神宮は何点入るか分からない球場だから、6回3失点ならば及第点だよ」と頬を緩めた。
立ち上がりは完璧だった。相手に的を絞らせず、ゴロを打たせる投球で凡打の山を築いたが、五回に突然崩れた。先頭の今浪への四球をきっかけに集中打を浴び、2点差まで詰め寄られた。
結果的に白星は付いたが、試合後は五回の投球を反省した。「キーは先頭打者への四球。ああいうことをやってはいけない」。野村監督も「あの四球がね。コーナーを狙いすぎ。もっと強い球で攻めて欲しかった」と厳しい口調で指摘した。
それでも信頼は厚い。この日のバリントンの中5日を優先させるため、開幕から中6日だったドラフト1位・大瀬良の登板を中7日で24日のヤクルト戦にずらした。「ゴールデンウイークの9連戦を見据えてバリントンを中5日で回したい」と山内投手コーチ。フル回転できる助っ人右腕を中心にローテをつくっているのが現状だ。
もちろんバリントンも期待に応える覚悟だ。「打線の援護があるので投球に集中できているよ」。これからもチームのために馬車馬のごとく投げまくる。