篠田743日ぶり星!長“勝”った~

 「DeNA2‐11広島」(18日、横浜)

 2年ぶりに味わう白星の味は格別だった。降りしきる雨の中でのヒーローインタビューでも、篠田の表情はもちろん笑顔だ。「もっといい内容で勝ちたかったけど、ホッとしている」。つらかった過去を雨が流してくれた。

 序盤は走者を背負う苦しい投球が続いた。そして2‐0三回2死走者なしから4連打され、同点。「立ち上がりは自分のいい感覚ではなかった。三回の連打は不運な当たりもあったが、全体的に高めに浮いたかな」と反省した。

 それでも四、五回は粘った。結局、味方打線の援護もあり、12年4月5日の巨人戦(マツダ)以来、743日ぶりの白星。同年11月に左膝の手術を受け、昨季は登板1試合とどん底に落ちたが、何とかここまではい上がってきた。

 背番号も14をドラフト1位の大瀬良に譲り、21に変更。プライドも傷ついたはずだが、逆に自分を見つめ直す機会になった。その一つとして投球のテンポを重要視することを決意。「投球の合間もロジンバッグを触らないで、速いテンポで投げよう」。このテンポのよさが、この日の打線爆発を誘発したのは間違いない。

 この1勝で篠田は復活へのスタートラインに立った。「やってきたことを、まだ出せていない」。これから背番号21の逆襲が始まる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(カープ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス