野村やっと合格点 納得の5回1失点
「オープン戦、DeNA1-2広島」(18日、横浜)
野村がやっと納得の投球を見せた。5回4安打1失点。「真っすぐが良かった。思い描いた軌道だった」と、課題だった直球に手応え。開幕まで10日を切り「大体まとまってきた。順調」と、ほっとした様子で話した。
三回に石川と梶谷に二塁打を浴び失点をしたが、「力まず投げられた」という直球を捉えられたのは、石川の1本のみだった。野村監督も「今日は合格点。腕が振れて前回とは全然違う」と、満足げに話した。
前回の11日・オリックス戦(京セラ)は4回2失点。直球を痛打される場面が目立ち、降板後に指揮官からブルペン投球を命じられた。立ち上がりも課題だったが、実戦3試合目で初めて初回を無失点で切り抜けた。
新球シュートは「不安を持ちながら投げている」と、内角を突けず真ん中寄りに集まる課題が残った。それでも「打者を相手に精度を上げていく」と、完全マスターをあきらめはしない。
本拠地開幕となる4月1日・ヤクルト戦(マツダ)での先発が濃厚で、次回は25日のウエスタン・オリックス戦(由宇)で最終調整する見込み。前田、バリントンに続く先発3本柱の一角は「もっと調子を上げていきたい」と、言葉に力を込めた。


