鈴木誠“丸スタイル”で沖縄切符だ

 「広島春季キャンプ」(14日、日南)

 プロ2年目の広島・鈴木誠也内野手(19)が14日、新フォームで結果を残し21日からの沖縄キャンプ帯同を勝ち取ることを誓った。11日に新井打撃コーチに相談。丸のように、膝を伸ばした構えに変更した。15日からの第4クールでは2試合の紅白戦が予定されている。沖縄組入りを目指し、結果を残す。

 手応えを感じ始めている。修正した打撃フォーム。鈴木誠は「タイミングが取れるようになってきた」と自信をのぞかせた。

 9日の紅白戦で3打数無安打。打撃状態は下降線をたどっていた。11日の打撃練習。新井打撃コーチに、構えについて相談した。「腰がスムーズに回転する感覚がなかったから」。他の選手の映像を見る中で、膝を折って上体を低くした自分の構えに疑問を抱いていた。

 新井打撃コーチの答えはシンプルだった。「『膝を折るから下半身が使えるわけじゃない。丸のように(膝を)伸ばして上体を上げていい』と言われました」

 効果はてきめんだった。翌12日の紅白戦で2安打。四回には梅津のスライダーに食らいつき、中前に運んだ。「打席の中で力みが消えた。以前なら引っかけてゴロだった。うまく対応できた」という、納得の一打だった。

 15日からの第4クールでは、2試合の紅白戦が予定されている。21日からの沖縄キャンプメンバー選考に直結する大事な試合。目標とする開幕1軍を果たすためには、何としても沖縄切符をつかまなければならない。だからこそ結果が欲しい。

 この日は休日を返上し、約1時間、筋力トレで汗を流した。「1軍の試合の雰囲気は違う。その中でやりたい」と意気込んだ。

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