岩見3者連続K“左殺し”アピール!

 「広島春季キャンプ」(6日、日南)

 広島・岩見優輝投手(27)が6日、シート打撃に初登板。打者8人のうち、左打者3人を完ぺきに抑えた。昨秋から横手投げにし、踏み出す右足をより一塁側にしたインステップにフォームチェンジした。対左打者のワンポイント役として開幕1軍を目指す左腕が、いきなりアピールに成功した。

 キレ味鋭い球で左打者を次々と手玉に取った。岩見がシート打撃で中軸候補の丸、キラ、岩本をきりきり舞いさせた。

 「意識してやってきたことが出せた。左打者の反応は良かった」

 打者8人と対峙(たいじ)した。左打者はそのうち3人。まずは丸をフォークで空振り三振。続くキラもスライダーで見逃し三振に打ち取った。最後は岩本だ。「集中力は一番だった」。腕を振り抜き、スライダーで空振り三振を奪った。「左打者は見にくいんじゃないかな。起用法?ワンポイントを想定している」と野村監督。左打者に対し完ぺきな投球をみせた左腕に目尻を下げた。

 昨秋からフォームを一新した。スリークオーターから横手投げに。さらに右足をより一塁側に踏み出すインステップに変更した。左打者にすれば、背中から球が出てくるような感覚。「そういうフォームにした時点で左打者に特化したということ。今は左打者の方が投げやすい」と手応えをつかんでいる。

 チームは毎年、左腕不足が課題だ。昨季は年間を通じ活躍したのは久本しかいない。「左を抑えるのが仕事。一つ一つ(精度を)上げていきたい」。昨季はわずか3試合の登板に終わった岩見。新たなフォームを身につけた背番号「28」が野村鯉の懸案解決へ名乗りを上げた。

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