24歳ロサリオに18歳年上姉さん女房

 広島は31日、ドミニカのカープアカデミーから派遣されていた練習生、ライネル・ロサリオ外野手(24)と支配下選手契約を結んだと発表した。4年契約で契約金1000万円、年俸1000万円プラス出来高(いずれも推定)。背番号は69。また18歳上の姉さん女房の存在が判明した。

 既にキャンプの1軍メンバーに選ばれていたロサリオは、チームとともに宮崎入りした。練習生を“卒業”して支配下選手となり「とてもハッピー。キャンプでベストを尽くし、どうにかして1軍に入りたい。パワーが自分の一番の強みです」と、白い歯を見せた。

 ドミニカのカープアカデミー出身の野手としては、05年のフランコ以来となる支配下選手契約。米国ではメジャーどころか3Aの経験すらない。それでも昨秋のキャンプの紅白戦で特大の2本塁打を放つなどし、首脳陣から高く評価された。

 昨秋の姿を知る野村監督は「ハングリー精神もあり真面目。飛距離はキラ、エルドレッドにも負けていない」と評価。春季キャンプでは開幕1軍を狙う若手と一緒に、フルメニューを課す方針だ。

 42歳のサンディー夫人は、ロサリオの18歳上。パワーが持ち味の助っ人野手で、姉さん女房を持つといえば、日本通算233本塁打のペタジーニ(ヤクルト、巨人、ソフトバンク)、同380本塁打のラミレス(ヤクルト、巨人、DeNA)と重なる。

 Tシャツの上からも分かる肉体美の持ち主は「自分のすべてを見せたい」と、大きな目を輝かせた。23年ぶりの優勝を狙うカープに、楽しみな原石が加わった。

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