九里 守備磨く!マエケンに弟子入り?
広島のドラフト2位・九里亜蓮投手(22)=亜大=が12日、廿日市市の大野練習場での新人合同自主トレに参加。3位・田中広輔内野手(24)=JR東日本=にゴロ捕球の助言を求めた。
内野ノック時。九里が田中に歩み寄りグラブの出し方を尋ねた。「野手の取り方をまねしたかった」。田中からは「下から出すイメージ」と助言された。
身長187センチと大柄だ。だが「ゴロは苦手ではない」とキッパリ。大学時代まで素早いフィールディングなどで未然にピンチを防いできた自負がある。
プロでは当然、打球の質が変わり、さらに高い技術が要求される。バント処理一つで勝敗が左右することもあるだけに、「何とかしてうまくなりたい。自分を助けることになる」と、守備練習にも力が入る。
チームには最高のお手本がいる。昨季、2年連続3度目のゴールデン・グラブ賞に輝いたマエケンだ。春季キャンプでは「いろいろ教えてもらいたい」と弟子入りを志願。将来的な同賞の獲得には「一生懸命やるだけです」と力を込めた。
3日目の自主トレは約5時間、みっちりと汗を流した。「毎日すごく楽しい。僕だけニコニコしているのかな…」とはにかんだ。守備を含めトータルで高いレベルを目指す構えだ。
