鯉ドラ3田中、小兵がビッグな夢与える

 広島ドラフト3位・田中広輔内野手(24)=JR東日本=が11日、体格に恵まれない子供たちに夢を与えることを誓った。身長171センチだが、走攻守三拍子そろった即戦力野手として広島入団を勝ち取った。入団1年目から結果を残し、小柄でも戦えることを証明する。

 憧れのプロ野球選手となった。今後は自身が子供たちに夢を与える番だ。田中は「小柄でもできるということを証明したい?そういう思いをずっと持ってやってきた。これからも引き続き(その思いを持って)やっていきたい」とキッパリ。体格に恵まれない選手の目標となると言い切った。

 身長171センチ。チームでは中東(168センチ)、上本(170センチ)に次ぎ3番目の小兵となる。だが、これまでそれをハンディと思ったことはない。「逆にすばしっこい。そっちを生かそうと思っていた」。50メートル走6秒00の俊足を土台に走攻守を磨いてきた。

 下半身が自信の源だ。東海大相模2年時から開始した筋力トレーニングで大きくしてきた。9日のユニホーム採寸時には、パンツは最も大きいOサイズがぴったりだった。「僕の身長で普通は大きいサイズ。でもお尻回りはちょうどよかった」。鍛えてきた下半身の大きさに目尻を下げた。

 21日には3月に結婚した亜子夫人(23)と横浜市内で結婚式。その準備と並行しながら、所属するJR東日本を拠点にトレーニングに励む構えだ。

 「やるしかない!頑張るだけ」。9日の入団会見で3割、30本、30盗塁のトリプルスリーを目標に掲げた田中。小さな体格でも日本最高峰の舞台を渡り歩いてみせる。

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