上本1軍定着へ「走攻」磨く!守備OK
広島の上本崇司内野手(23)が20日、来季1軍定着を目指し、打撃力と走塁力をアップさせることを掲げた。フェニックス・リーグ出場のため、この日広島から宮崎へ移動。今季1軍で通用しなかった打撃と走塁を磨く。
プロ1年目の今季は30試合の出場を果たした。「本当にいい経験になった」と振り返ったが、「守備は(1軍でも)いけると思ったけど、あとは打撃と盗塁」と語った。
守備では高い能力を見せた。主に遊撃や三塁を守り、堅実なプレーで失策0。打球への素早い反応や処理は1軍レベルに達していることを示し、CSのメンバーにも入った。
ただ打撃は歯が立たなかった。成績は26打数2安打で打率・077。「1軍のレベルの高さを痛感した。打たないと話にならない」と自覚した。
さらに自信のあった走塁も思い通りにはいかなかった。盗塁数は0に終わり、「自信を持っていたけど、1軍の投手のレベルの高さを感じた」と険しい表情を浮かべた。
今オフは打撃、走塁の向上を目指し、練習に取り組む。「東出さんも戻ってくるし、堂林もいるので、その間に割って入りたい」。2年目の来季も競争の激しい内野陣で存在をアピールする。
