広島バレに打たれ過ぎ…12戦9発
「ヤクルト8-2広島」(3日、神宮)
広島攻撃陣は小川対策が急務だが、投手陣はバレンティン封じの策を練る必要がある。
4点差の五回、2番手中田がバレンティンに左翼席へ36号2ランを浴び、七回にも3番手小野が37号2ランを打たれた。先発中崎の4失点も痛かったが、この2本塁打も攻撃陣の反撃意欲をそぐものだった。
この日、1軍に昇格したばかりの中田は「自分の自信のある球を思い切って腕を振って投げたんですが、結果的に高いところにいってしまった」とスライダーを完璧に打たれた。小野は直球を打たれ、これで出場12試合中9本塁打とバレンティンの前に鯉投は、蛇ににらまれたカエル状態だ。
野村監督は「同じ打者にホームランを打たれ、もったいない」と嘆いた。山内投手コーチは「キレのいいボールを低めに投げるしかない」と対策を話したが、果たして一発封じはできるのか…。
