マエケン貫禄G倒 東京D2年ぶり星

 「巨人2‐11広島」(25日、東京ド)

 マエケンコールがこだました。投打にわたっての活躍で東京ドームの連敗を14で止めた広島・前田健は「勝ってなかったのも分かっていたので自分で連敗を止めたいと思っていた」と笑顔をはじけさせた。

 前夜4本塁打の巨人打線を直球、変化球のキレ、制球ともよく、7回4安打2失点。自身も東京ドームで11年8月6日以来約2年ぶりの勝利で今季8勝目を挙げた。

 キラの二塁打から始まった二回のビッグイニングでは無死満塁から右中間に2点二塁打。「結果的に大きかったかもしれない。思い切っていけて良かった。追い込まれては打てませんから」と初球からバットを振った。この回に本塁打も放った途中入団のキラにゴルフバッグをプレゼントした効果が、大量援護となった。

 ルイスの二塁打で本塁にスライディングした際に右足に張りが出たが「大丈夫です」と投球に影響することはなかった。

 19日の札幌ドームでの球宴初戦に先発した後は、ノースロー調整で登板したが「影響なかった」と勝利をもたらした。「大きな連勝がないので連勝したい」‐。チーム初のCS進出にマエケンはフル回転する。

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