夢かなった中東マルチでマツダ初お立ち台

 「広島3‐2DeNA」(8日、マツダ)

 幼少期からカープファン。憧れ続けた場所にようやくたどり着いた。「いつか(本拠地の)お立ち台に上がりたかった。うれしい」。広島・中東が先制点のチャンスメークをするなど2安打1得点。プロ7年目にして、初めて本拠地で大竹とヒーローインタビューに上がった。

 連敗中のチームをバットと走塁で勇気づけた。初回1死、中前打で出塁すると、続く丸の打席で二盗。さらに左飛で三塁へタッチアップし、広瀬の中前適時打で先制の本塁を駆け抜けた。五回無死一塁では送りバント。しかし、俊足を生かして内野安打とした。

 「失うものは何もない精いっぱいやるだけだった」。スタメン出場は12年9月12日の巨人戦(東京ド)以来。気負わず平常心でグラウンドに立ち、暴れ回った。

 昨季までは守備固め、代走での出場が多かったが、今季は打撃で勝負強さを発揮している。「とにかく準備を大事にしている。いつ出てもいいように」。途中出場でもスタメンでも、与えられた場所で自分のパフォーマンスを出すため、日々の練習を妥協しない。

 初めてのお立ち台を、「今後も数多く立てるように頑張りたい」と締めくくった。本職の外野に加え、捕手もこなすユーティリティープレーヤー。CS出場を目指すチームにとっては、中東の存在は欠かせない。

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