セットアッパー候補・福井ピシャリ
「広島紅白戦、白組2-2紅組」(21日、天福)
今季からリリーフに転向する広島・福井優也投手(25)が21日、紅白戦の六回に登板し1回を1安打無失点。最速142キロの力強い直球に、制球面でも成長を見せた。
先頭・白浜に2ボールとしたが慌てない。カットボールで中飛に斬ると、安部は左飛。菊池には内角直球を左前に運ばれたが、直後に巧みな一塁けん制で刺して、無失点締めだ。「いい球が来ている。とにかく四球を出さないこと。2ボールからでも打ち取れて良かった」と自己評価も高い。17日の侍ジャパンとの練習試合でも1回を3人でピシャリと抑えるなど、好投が続く。
古沢投手コーチは「ボール先行でも変化球でストライクが取れる。安定感が出てくれば使いやすい投手」と満足顔。ミコライオ、新外国人のソコロビッチが離脱する中、若きセットアッパー候補が快投で首脳陣を安心させた。





