巨人が3連勝!小林の971日ぶり弾が効いた!戸郷7回無失点で3勝目

 7回、ソロを放った小林(左)を祝福する阿部監督(撮影・西岡正)
 7回、左越えソロを放つ小林(撮影・西岡正)
 8回、ピンチを救った高梨(53)を祝福する戸郷(右)ら巨人ナイン(撮影・西岡正)
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 「ヤクルト1-2巨人」(10日、神宮球場)

 巨人が逃げ切り、3連勝を飾った。初回、吉川のソロ本塁打で先制すると、七回に小林のソロ本塁打で追加点。ともに今季1号で効果的に得点を奪った。先発の戸郷は7回1安打無失点で3勝目。終盤、ピンチを背負いながら、リリーフの小刻みな継投で守り抜いた。

 試合は初回、2死から吉川がヤフーレのカットボールを狙い、右翼スタンドに先制アーチを運んだ。試合中、広報を通じて「打ったのはカットボールです。先制できて良かったです。試合がまだ始まったばかりなので気を引き締めて頑張ります」とコメントを残した。

 最少リードを先発の戸郷が守り、7回までスコアボードに「0」を並べる。その姿に気を吐いたのは、バッテリーを組む小林だ。1点リードの七回1死。ヤフーレから左翼席最前列に飛びこむソロを放つと、ベンチの戸郷や秋広らも「おー!」と驚きまじりで歓声を上げた。スタンドはお祭り騒ぎ。阿部監督は笑みを浮かべて小林を迎えた。 2021年9月12日の広島戦以来、実に971日ぶりとなった小林の本塁打。鉄壁の守備力を誇る34歳。出場機会が増えた今季、バットでも存在感を見せつけた。

 2点リードで迎えた八回、西舘が無死から連打を浴び、小林のパスボールも絡んで1点を失ったが、続く2死満塁のピンチで高梨が好救援。長岡を三塁ライナーに抑えて脱した。九回はバルドナードが締めて初セーブを記録。投打でギリギリの戦いを制し、3連勝で貯金を3とした。

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