オリックス・西川 移籍1号 今季110打席目 逆転勝利呼ぶ一発「これでまた乗っていければ」
「日本ハム4-5オリックス」(28日、エスコンフィールド)
全て野手のミスが絡んだ4失点を、打撃で取り返した。2-4と勝ち越された直後の六回。オリックスは先頭の西川龍馬外野手が移籍後初アーチを放った。浮いた変化球をたたきつぶすように右へ運び「まさかホームランになるとは。うまく反応できた」。少々のボール球でも苦にせず捉える巧打者が本領を発揮し、チームは勢いづいた。
開幕から状態が上がらず、ここまで打率2割台前半と辛抱の日々を過ごす。中盤以降に打線がつながっての逆転劇に背番号7は「みんなで何とか1点1点取って勝てた。これでまた乗っていければ」とかみしめるように語った。今季110打席目で飛び出した一発は、復調へのきっかけとなるはずだ。
投手陣が1安打に抑えていただけに、中嶋監督も「これで負けていたら、本当にショックが大きかった」と息をついた。