巨人・阿部監督「完全な負けゲーム」 痛恨の守備ミスも雷雨に救われドロー 「よく1点で抑えた」

 「阪神1-1巨人」(16日、甲子園球場)

 最後は突然の雷雨が味方した。試合後の巨人・阿部監督が、厳しい表情で口を開く。「完全な負けゲームだったけどね」。最少リードを守ってきた中で七回、痛恨の守備ミスから同点に追いつかれる悪夢。降雨コールドでのドローに「ミスも出た中で負けなかったことが大きい」とプラスに捉えた。

 1死二塁。投ゴロで飛び出した植田を挟殺プレーに持ち込んだ。ボールを持った三塁手・坂本は、先に打者走者を二塁でアウトにしようと送球。だが、この間に植田が三塁に進み、結果的にオールセーフとなった。成功すれば3アウト。紙一重のプレーだが指揮官は「状況判断」と指摘する。

 「とにかくアウトカウントを増やす場面だったし2、3点勝っていればいいけどね。そういう状況判断ができなかった」

 引き分けの事実に坂本は「伊織に申し訳ない。ジャッジミスです」と猛省した。昨季3勝10敗と大きく負け越した鬼門。勝てなかったが、負けなかった。「よく1点で抑えた。敵地では細かいミスが命取りになる。もう一回、気を引き締めて。明日に期待しようと思う」と阿部監督。突然の雷雨を恵みの雨に変え、再び連勝街道を走るだけだ。

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