巨人 初陣星の阿部監督「激励会でビクッとしていたから」あえてゲキ飛ばさず 選手を信じてつかんだ1勝【一問一答】

 監督として初勝利を挙げた阿部監督(撮影・中田匡峻)
 長野から初勝利のボードを手渡され恐縮する阿部監督(撮影・金田祐二)
 初勝利を挙げウイニングボールを手にする阿部監督(撮影・園田高夫)
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 「巨人4-0阪神」(29日、東京ドーム)

 初陣を完封勝ちで語った巨人・阿部慎之助監督は「もう素晴らしいプレーでしたね」とたたえた。試合前のミーティングでは「ビクッとするから」とあえて言葉を発さなかった指揮官。選手を信頼しての開幕戦白星だったことを明かした。

 以下、阿部監督との一問一答。

 -梶谷の好プレー。

 「もう、抜けたなーと思って。ちょっと捕ったところは見えなかったんですけど。もう、素晴らしいプレーでしたね」

 -3番・ライトで起用。

 「ずっと、オープン戦でも状態がよかったですしね。とにかく状態のいい選手を使っていこうというのをね、ヘッドとも相談しました。それがたまたまね、いい所で打ってくれたので、よかったですね」

 -梶谷はFA移籍で苦しんだ。

 「本当に、ついてない感じでずっと見えていたので。こちらはケガをさせないように、大事にうまく休ませながら使っていけば、元々、ポテンシャルはすごいものを持っている選手。こっちがうまくやりくりしてあげたら。とにかく1年間、ケガをせずにやらせるというのが僕らの仕事だと思っている」

 -戸郷は6回無失点。

 「球数が増えてきちゃったんで、初登板でね。丸のタイムリーがあったからこそ、終盤に楽になったと思います。とにかく戸郷は、結果的に粘り強く投げてくれたのでナイスピッチングでした」

 -監督としての1勝。

 「今日は今日ですからね。この1試合に勝つ為だけにやっていないので。最後、優勝するためにやっているので。その通過点かなと思います」

 -先制点は三塁走者のゴロ・ゴーからだった。

 「あれはギャンブルに変えて、それがよかったかなと思います」

 -監督として迎えた今日1日。

 「なんかすごくいい緊張感でやらせていただいたので、すごくうれしかったです。選手には、僕が勝つ為に考えるから、選手は思う存分、グラウンドでプレーして下さいと言ったからね。うまくハマってできたかなと」

 -気合を入れる言葉は。

 「言ってない。この前、激励会でみんなビクっとしていたから(笑)。そこは言わないで、キャプテンの岡本が『いこー』ってことで、言って始まりました」

 -長嶋終身名誉監督もドームに。

 「そうですね、期待していただいてね。来て頂いて、本当に嬉しかったです。この勝ちがね、ミスターの元気に繋がればいいかなと思います。やっぱり球場に来るとね、すごく元気になるので。急に喋る口調もハッキリし出したり、それくらい野球が好きだと感じますし、それが生きがいなんだなと感じています。うれしいです」

 -試合前の練習で全員と握手。

 「それはいつもやっていることなんで」

 -リリーフも西舘、中川、大勢が。

 「そういうのがあればあるほど、強いチームだと思っています。そこもしっかりと休養を取らせながら。全員がいまは調子がいいので、そこに誰を入れるのか、みなさん勝手に予想してください(笑)」

 -佐々木も初安打。

 「らしい、素晴らしいヒットが出たね。あのHのマークって、やっぱりお守りですから。これからもっと打席だったり、試合を重ねてみんなに認められる選手になってほしいと思います」

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