日本ハム 伊藤が6回4安打0封「めちゃくちゃ緊張しました」「三振が欲しいところでとれた」スプリット効果的に9奪三振 超遅球も披露

 5回、ソトを二ゴロに抑え、グラブをたたく伊藤(撮影・中島達哉)
 4回、声を上げながら力投する伊藤(撮影・中島達哉)
 3回、ソトの打球を処理し、一塁へトスする伊藤(撮影・中島達哉)
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 「ロッテ-日本ハム」(29日、エスコンフィールド)

 日本ハムの開幕投手を務めた伊藤が、十分に役割を果たした。6回101球を投げて4安打無失点。スプリットを効果的に9奪三振を奪う好投を披露した。

 「めちゃくちゃ緊張しました。開幕戦独特の雰囲気はありましたが、投げ始めたら落ち着いて思い切って投げることができました。若干飛ばしすぎた感じはありますが、先頭を出しても落ち着いて投げられましたし、三振がほしいところでとれた。初登板としては、トータルしてよかったと思います。後ろも強力なので、勝利を信じて任せたいです」とコメントした。

 直球にスプリット、フォーク、スライダーにチェンジアップ。100キロのスローカーブまで、多彩な変化球を制球良く投げ込んだ。初回に先頭の藤岡に中前打を浴びたが、丁寧な投球で後続を仕留めた。五回は2死から佐藤、友杉の長短打と藤岡への四球で満塁とされたが、続くソトを二ゴロに仕留めた。

 前日は「あまり気負いすぎず、(松本)剛さんも4点取ってくれると言っていたのでそれを信じて投げたいです」と話していた。言葉通り、味方は六回までに松本剛の適時打を含む4得点。新庄監督も「2、3点はOK」と話していたが無失点に抑える投球だった。

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