日本ハム・輝星 世代最強宣言!小園、根尾らに負けない!2桁星&新人王誓った

 日本ハム・吉田輝星投手(18)がデイリースポーツのインタビューに応じ、新年の誓いを立てた。2桁勝利&新人王をプロ2年目の目標に設定し、世代最強の男になると宣言。清宮幸太郎内野手(20)との“KKコンビ”でチームをけん引し、4年ぶりの日本一奪還を達成する。

  ◇  ◇

 -2020年の目標はどこにある?

 「まず1勝。そこから2勝、3勝、5勝、10勝といければベストです。あまり先を見過ぎず、一試合一試合やっていきたいですね。1年間1軍にいられればチャンスがあるので、どんどん活躍していきたいなと思います」

 -今季はまだ新人王の資格を有している。

 「去年の高橋礼さんや甲斐野さん(ともにソフトバンク)、近本さん(阪神)の活躍は特にインパクトが強かったです。でも、その中で選ばれるか選ばれないか。取りたいという思いはあります」

 -同世代には絶対に負けられない気持ち。

 「世代で1位を取って、日本で1位を取って。昨年、小園(広島)は後半戦で活躍していましたし、加藤(2軍投手)コーチに『お前ら戸郷(巨人)世代だな』と言われたりして、そういうのがすごく悔しかったです。今年は加藤コーチに『吉田世代』と言われるくらい活躍したいです」

 -プロ1年目の昨季は4試合の登板で1勝3敗、防御率12・27。

 「初勝利までは順調だったと思います。ただストレート主体のピッチングを研究されて、それを貫き通すというのは無理でした。変化球を練習してもレベルが低くて、初勝利後のピッチングは改善しないといけないです」

 -印象に残る打者。  

 「(春季キャンプ中の)紅白戦でホームランを打たれた(大田)泰示さんがめっちゃ印象に残っています。その前のシーズンからファイターズの2番で活躍し始めて『この人エグいなぁ』と思っていて、対戦することになったら『うわぁ。体でかいなぁ』と…。投げてみたらあんなに飛ばされて、これがプロかと初めて思いましたね。自信を持っているストレートを簡単に吹っ飛ばされたので、あれはビックリしました」

 -プロの厳しさ。   

 「体力的にシーズンを通して戦うのはきつかったです。また、バッターによって決め打ちをしてくる人と配球を読んで打ってくる人がいて、それを区別しないといけません。散らすような球種もないので、しっかり覚えたいです。ベストはストレートで抑えたいですけど、変化球もうまく使わないといけないと思います」

 -見習うべき投手。  

 「いっぱいいますけど、自分は金子さんですね。投げたいと思えば何でも投げられちゃうので、いいな~と。いろんな球種にいろんな考え方を持っているので、やべ~な~と思いました。変化球のことを教えていただいただけなんですけど、同じ球種で何個も考え方を持っていて、自分に合うような教え方をしてくれました。参考にして今シーズンに生かしたいなと思います」

 -変化球に対する考え方が少し変わった。

 「加藤コーチにもすごく教えてもらいました。自分から見て曲がっていないと嫌だったんですけど、例えば有原さんは昨年からツーシームを投げ始めて最多勝を取っています。自分から見て曲がっていないように見えても、バッターから見ると嫌な感じを受けるとか。そういう球種が一番嫌なのかなという考え方にはなりましたね」

 -清宮の存在。    

 「年が近いというのもあって一緒にいることが多いんですけど、取り組む姿勢を見ていると全然違います。キヨさんには言わないですけど、参考にしている部分はあります。野球をやっていない時はイメージと違っていて、でも野球をやっている時はイメージよりもすごく意識が高くて、そこの切り替えもうまいなと思っています」

 -トレーニング法。  

 「キヨさんはずっとウエート場にいてトレーニングをしています。メニューは何セットもあるんですけど、僕はだんだん飽きてしまって。だからどうやって集中しているのかな?と疑問に思います」

 -鎌ケ谷にある勇翔寮内の部屋も隣同士。

 「たまに入ってきたりしますね。簡単に言えば意外とふざけます。それを知らなかったので、やっぱり野球以外はそうだよなと。野球をやっている姿を見ると、そういう姿を知っているだけにかっこいいなと思いました」

 -2人で日本一へ。  

 「キヨさんは手術(右肘関節形成術)をして、万全な体の状態になってくると思います。自分もピッチングを仕上げて、今年は活躍したいなと思います」

うまくなった-

 -“金足農旋風”を巻き起こした18年夏の甲子園は準優勝。日本一にはなれなかった。

 「ファイターズであれ以上の興奮を味わいたいなと思います。結局、日本一になっていないので。日本一を経験したらもっといい思いができるのかな、と。昨年は根尾(中日)や藤原(ロッテ)から三振を取れました。高校時代よりも簡単に打ち取れましたし、プロに入っていろいろな人に教えてもらいながら、うまくなったのかなというのは感じます」

 -あの夏の記憶。   

 「あれがなければプロに入れていないので、そこは頑張って良かったなと思っています。でも、あそこが一番喜んだ場所というのは嫌なんです。プロに入ったのに『高校時代が一番活躍していた』というのは嫌ですね。活躍して日本一を味わいたいと思っています」

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