星稜・荻原に給水の仙台育英・小濃「頑張れ」「しっかり飲んで」とマウンドで激励

7回仙台育英、星稜・荻原(左)は仙台育英・小濃からコップに入った水分を受け取る=甲子園(撮影・山口登)
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 「全国高校野球選手権・準々決勝、星稜17-1仙台育英」(18日、甲子園球場)

 星稜の先発・荻原吟哉投手(2年)が七回2死、99球目を投げたところで右手首がつり、投球を中断した。

 ここで、仙台育英の背番号9・小濃塁外野手(3年)が水を持ってマウンドへ駆け寄り、水分補給を促した。笑顔で声をかけ、荻原ももらった水を飲み干した。

 試合後、小濃は「たまたま自分が飲もうと思っていたところで足がつったと聞いたので(持って行った)」とし、相手チームからコールドスプレーをかけられた場面などの経験から「そういう場面があればしようと思っていた」と振り返った。

 マウンドではふたりが笑顔で会話する光景もみられたが、「しっかり飲んで」「頑張って」と声をかけたという。荻原は「ありがとうございます」と笑顔で返した。

 仙台育英は1-9とリードされている状況。この光景には両軍のアルプス席を含め、割れんばかりの拍手が送られた。

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