大阪桐蔭、根尾ら4選手がプロ志望届提出へ ドラフト上位“ジャック”の可能性も

 試合を終えインタビュー中に少しだけ笑顔をみせる大阪桐蔭・根尾(撮影・持木克友)
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 「福井国体・高校野球硬式・準々決勝、大阪桐蔭5-3済美」(3日、福井県営野球場)

 大阪桐蔭が“8冠”を達成し、有終の美を飾った。

 今年、史上初2度目の甲子園春夏連覇を達成し、“史上最強世代”と称された大阪桐蔭が、現世代で最後の公式戦を白星で飾った。今年の公式戦は無敗。29連勝でのフィニッシュとなった。

 試合後、投打でプロ注目の根尾昂内野手(3年)、4番の藤原恭大外野手(3年)、エース・柿木蓮投手(3年)、大型左腕の横川凱投手(3年)が近日中にプロ志望届を出す意思を表明。プロの評価も高く、“最強世代”が、ドラフトジャックする可能性も出てきた。

 高校最後の公式戦で決勝打を放った根尾は「終わったな、という感じです。経験できない財産を与えてくれた3年間だったなと思います」と充実の表情。藤原は「野球以外でも成長できたし、桐蔭に来て良かった。やり切ったというか、ここからが本当のスタートだと思う。まだまだ実力不足ですが、一歩一歩力をつけて、トリプルスリーを達成したい」と意気込んだ。

 大阪桐蔭は新チームが始動した昨秋大阪大会から公式戦通算成績は、42試合で41勝1敗。春夏の甲子園と、昨秋、今春、今夏の大阪大会と、昨秋、今春の近畿大会を制し、国体でも1位。これで“8冠”達成となった。昨秋の明治神宮大会準決勝で創成館に敗れた試合が、唯一の公式戦黒星だった。

 今大会は台風24号の影響で大会日程が変更となり、準決勝、決勝が打ち切られ、4強の4校が1位扱いとなる。大阪桐蔭は浦和学院(埼玉)、金足農(秋田)に続いて1位扱い。残り1校は、日大三(東京)-近江(滋賀)の勝者となる。

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