西武・高木勇、開幕ローテ及第点 5四死球でも粘って5回1失点
「オープン戦、楽天3-6西武」(9日、倉敷マスカットスタジアム)
FA移籍した野上の人的補償で、巨人から移籍の西武・高木勇が5四死球を出しながら、5回を1失点にまとめた。開幕ローテ入りをアピールする粘りの投球に「持ち味は出せました」とホッとした表情で振り返った。
「大事にいきすぎてしまった」という初回、2四球で2死一、二塁のピンチを招くと、内田に左前適時打を許した。二回から四回までは毎回走者を背負いながらも得意のシュートを駆使。辻監督は「悪いなりにあれだけ投げてくれたら」と及第点を付けた。
「初回は大事、でも大胆に。それが先発の難しさ。それ、何て言ったらいいんだろ?」と球団広報に助け舟を求め、報道陣には「次の登板、どこだと思います?」と逆取材するなど、ひょうひょうとした自然体の28歳。投球スタイルも雰囲気も、パの空気にマッチし始めたかもしれない。