巨人・山口俊投手（３０）が５日、今オフの自主トレを鳥取市のジム「ワールドウィング」中心に単身で行う方針を示した。７月に暴力トラブルを起こし、今季終了まで出場停止。実戦から離れており、オフは「投げることがメイン。（鳥取でも）ブルペンに入っていこうと思っています」と黙々と鍛錬を積む。

　今季ＦＡ加入したが結果は示せず、「１年ローテを守って、チームの力にならないと意味がない」と来季への思いは強い。昨オフは今季限りで引退した相川らとサイパンで合同トレも行ったが、今オフは国内孤独トレのみで野球と向きあう。

　この日は川崎市のジャイアンツ球場で２、３軍残留練習に参加。ブルペンでは約８０球を投げ込んだ。鳥取には１２月に約１週間、１月は約２週間滞在予定。「今よりもう一つレベルアップしたい」と表情を引き締めていた。