ソフトバンク、ギータ破壊弾で王手だ 「打ってるイメージ」前日練習でもビジョン直撃
「日本シリーズ・第3戦、DeNA-ソフトバンク」(31日、横浜スタジアム)
ソフトバンクの柳田悠岐外野手(29)が30日、伝説の「ビジョン破壊弾」の再現を誓った。この日の前日練習では冷たい逆風を切り裂き、わずかフリー打撃3スイング目でビジョンに直撃させた。
相性抜群の横浜スタジアムで、思わず表情が緩んだ。「打っているイメージがあるし、楽しい球場。来るたびに打っている気がする。あとは風だけ。明日(31日)は風向きが変わってほしい。ヒットが出ないより出た方がいいけど、ホームランを打ちたいです」
2015年6月3日。三浦から放った推定飛距離145メートルの豪快弾は、中堅のビジョン上部を直撃。衝撃で約30センチ四方のLEDパネルが外れた。今季交流戦では、同球場で2本塁打を含む11打数5安打。通算10試合で打率・472、5本塁打、12打点だ。
今回の日本シリーズでは1番で起用されており、1988年の中日・彦野以来の初回表の先頭打者本塁打にも期待が高まる。「1番はどんな形でも勢いをつけられる」。29年ぶりの快挙で、チームをさらに加速させる。