巨人、新外国人候補にバレンティン&ゲレーロ 流出なら即アタック!?

 巨人が新外国人候補としてヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(33)、中日のアレックス・ゲレーロ内野手(30)らをリストアップしていることが3日、分かった。バレンティンは13年に日本記録のシーズン60本塁打をマーク。30発以上を打てる選手を求める巨人の補強ポイントと合致する大砲だ。チームはこの日、シーズンの全日程が終了。4位からの巻き返しへ動き始める。

 11年ぶりのBクラスに沈んだ名門が、日本通算217発を誇る舶来砲をリストアップしたもようだ。巨人の今季の個人最多本塁打はマギーの18本。東京ドームを本拠に置くものの、チーム本塁打も113本にとどまっている。流れを変える一発がなかなか出なかったことも、低迷の一因となった。

 これを受け、球団は30発以上を打てる選手を第一の補強ポイントとする方針を固めた。その有力候補の1人として挙がっているのがバレンティンだ。11年から日本でプレー。3年目の13年には日本記録となるシーズン60本塁打を達成するなど、日本での7年間で30発以上が6度と、補強ポイントに合致する。

 バレンティンは昨オフ、ヤクルトと単年契約を交わしており、今オフで契約が切れる。今後、ヤクルトとの残留交渉が不調に終わった場合に備え、準備を進めていくものとみられる。

 また、補強リストの中には現在リーグ最多の35本塁打をマークしている中日・ゲレーロや、韓国・ハンファで今季37本塁打を放ったウィリン・ロザリオ内野手(28)も含まれているもようだ。ゲレーロに対しては複数球団が調査に乗り出しているとみられ、争奪戦は必至の情勢。大砲は巻き返しへ必要なピース。獲得へ向け、慎重に調査を進めていく。

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