オリックス、2年ぶり4発で4連勝 福良監督「“ぶり”はもういいよ」

 「日本ハム4-8オリックス」(20日、東京ドーム)

 猛牛打線が2年ぶりの4発で逆転勝利。オリックスが4連勝を決めた。

 1点を追う三回、反撃のノロシをあげたのはプロ5年目、今季初スタメンの武田。先頭で打席に立つと、左腕・加藤の外角高め直球を右翼スタンドへ運ぶ同点弾。これがうれしいプロ初弾となった。

 昨年のU-23W杯で1番打者として優勝に貢献し、ベストナインに選ばれた若武者。春季キャンプで5時間、特訓した右打ちが奏功した。ゲーム打撃で右打ちを失敗し、福良監督から昼飯抜きでマシンを相手に右打ちだけを続けたこともあった。「効果が出てますね」とニッコリだ。

 勝負を決めたのは1番に定着する宮崎。武田弾の1死後、左中間への1号ソロで勝ち越し。これが自身4年ぶりの一発だったが、七回には自身初の1試合2発となる2ラン。ヒーローインタビューでは「まぐれです。いつもより外野の(オリックスファンの)範囲が広がっててうれしかった」と話してファンを喜ばせた。

 締めはT-岡田。八回に5号2ランを放った主砲は「一人の投手を全員で崩しにいくことができている」と選手会長らしくチームの思いを代弁した。

 日本ハムに対して開幕からの5連勝は45年ぶり。指揮官は「“ぶり”はもういいよ」と苦笑いだった。

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