日本ハム・大谷はアリゾナでスロー調整 栗山監督が厳命

 日本ハムは17日、春季キャンプの1、2軍メンバーの振り分けを発表し、大谷翔平投手(22)の1軍アリゾナキャンプ帯同が決まった。栗山英樹監督(55)は3月にWBCを控える二刀流に対し、昨季フル稼働した疲労を抜くためにアリゾナではスローペース調整を厳命。同じく侍戦士の中田や増井らが沖縄・国頭での2軍キャンプでハイペース調整を予定する中、大谷は異国の地でゆっくりと仕上げていく。

 プロ5年目のキャンプは史上最遅ペースで取り組むことも視野に入れる。3月7日のWBC初戦に向けて、例年より高速仕上げが要求されるWBC組。侍入りした中田、増井、宮西が国頭で、チームと別に個々で入念な調整をする一方で、大谷はあえて温暖なアリゾナで、焦らずゆっくりと下地を作る。

 栗山監督は「翔平は抑えさせる。去年は目いっぱい行って、(シーズンで)いろんなことがあった。今年は丁寧にいかないと。ペースを上げさせないように、より気をつけてあげないと」と、オーバーペースで練習をさせない方針を掲げた。

 昨年までの疲労を取り除くことが優先と考える。昨季は投手と指名打者でベストナインに選ばれるなどシーズンフル回転。侍強化試合にも出場し、11月中旬まで実戦をこなした。「去年までの疲れも残っている」。年明け後には大谷と面談し、休養もしっかり取るよう提案したという。

 昨年のアリゾナでは初日からブルペン入りした大谷。昼食休憩時にも打撃練習を行い、ハードメニューをこなしていた。自主性に任せればハイペース調整をしかねない。「疲労がたまっておかしくなっても困る。進み具合を早くいかせないようにしないと。シーズンは長いから」と栗山監督。先を見据え、練習の虫が無理しないように監視の目も光らせる。

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