ロッテドラ1・佐々木が初ブルペン 小林コーチ「きれいな投げ方」

 ロッテのドラフト1位・佐々木千隼投手(22)=桜美林大=が15日、昨年12月下旬以来となるブルペンでの投球練習を行った。

 「バーン!」、「バシッ!」。ロッテ浦和球場室内練習場。小気味のいい音が響く。佐々木が自主トレ第2クール2日目、注目のブルペン投球だ。

 「(きょうは)傾斜を使って投げることを意識しました。崩れかけた時もあったが、いい時もあったのでそれを大事にしたい。ボールどうこうはこれからです」

 立ち投げで、球数は約60。ストレートにカーブ、スライダー、シンカーと変化球を織り交ぜた。相手を務めたドラフト7位・宗接唯人捕手(22)=亜大=は、「(立ち投げでも)、あれだけの球が来て、すごいなと思った。重い感じがして、いままで受けたことがない。プロという感じですね」と評した。

 この日の目的はあくまでも投球感覚のチェック。佐々木は、「自分なりのプランで2月1日に向けて、しっかりと体を作っていきたい」と前を見据える。

 視察に訪れた小林投手コーチは「きれいな投げ方をしている。いま、持っているものを出してくれればいい。焦らずやってほしい」と佐々木をじっくりと見守る方針を明らかにした。即戦力候補がキャンプ・インへ万全の状態を整えていく。

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