ロッテ 2年目・平沢に余裕?故郷で恩師から金言も
今季プロ2年目を迎えるロッテ・平沢大河内野手(19)が15日、ロッテ浦和球場での自主トレを公開した。
強化走からキャッチボール、そしてマシンを使っての打撃練習…平沢の動きには昨年にはなかった、“余裕”が漂っていた。
「(昨年は)ミスをしちゃいけないと思ってやってきた。今年は2年目なので、そうならないように実力で勝負をしたい」
昨12月24日、宮城県多賀城市の自宅に帰省し、母校・仙台育英高で汗を流し続け、10日に浦和寮に戻った。
昨季は23試合に出場して7安打3打点。「1年を通して1軍にいるのが目標」という平沢にとって、17年は飛躍を期す年となる。
恩師から貴重なアドバイスをもらった。昨暮れ、母校に佐々木順一朗・野球部監督を訪ねて、あいさつと近況報告を行った。
その際、同監督から、「もっと上から、いい意味でどんな投手でも来いの感じでやったらどうだ」と言われたという。平沢は昨季の余裕のなさから、「確かにそうだったなという部分はあった」と振り返った。余裕を持って、いい意味での「上から目線」だ。
元旦には塩釜市の「塩竃神社」に初詣に出掛けた。引いたおみくじは『吉』。「よくもなく悪くもなくですかね。なんて書いてあったか忘れました」と笑った。現在の体重は79キロ前後。「この体重で動けるようにしたい」。ロッテの若武者が今季、いよいよ真価を発揮する。