ロッテ、防災無線で開けて締まった16年 伊東監督「こんなことはまずない」

 ロッテは22日、千葉県鴨川市の秋季キャンプを打ち上げた。早朝に福島県沖を震源地とする震度5弱の地震が発生。その影響を考慮して鴨川市は津波注意報とともに、海岸線付近の住民に避難を呼びかける防災無線を流した。練習は予定通り行われたが、気ぜわしい最終日となった。

 チームにとっては今年、2度目となる防災無線との遭遇だ。石垣島春季キャンプ中の2月7日。北朝鮮が弾道ミサイルを発射。沖縄県上空を通過して、石垣島方向に飛んで来た。早朝、全島に注意を喚起する防災無線が流れた。

 防災無線で幕を開けた16年シーズンは防災無線で幕引きとなり、伊東監督も「こんなことはまずないでしょうね…」と絶句した。それでも『超!追い込み!』をテーマに掲げた秋季キャンプには、「全体的に底上げができた。体力的にはかなりついた。これからはオフが大事になる」と手応えを深めた。

 ちなみに、津波の高さは約30センチで、午後からは秋晴れとなった。

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